zepeのブログ

いつも株を買っては損を抱え込む長期低迷投資家

8086ニブロは株価的に無視されたままだが、夢と風評で買われ実現性の不確実な他バイオ銘柄に比べ、厚労省の認可も完了しよほど現実的で画期的な再生医療だ

札幌医科大学を中心として開発が進められ最近認可された再生治療法たが、8086ニブロは株価的には全く無視されている。
 間葉系幹細胞はES細胞・iPS細胞のような原初的な幹細胞と違って、体内中で常に産生されるかなり分化の進んだ幹細胞であるが、患者から採取し体外で人工的に増殖し血流中に戻す。数年前に学会発表を見たが、従来では考えられない驚くべき再生回復作用が認められ社会復帰例までの結果も得られている。それから数年、8086ニブロに新規再生治療法として最近比較的短期間で認可された。脊椎損傷の治療というごく限られた症状に対してのみの認可たが、ほかにも脳溢血後の半身不随からの回復など多くの適用症例もあるようである。なぜこれほどの治癒能があるのか不思議に思うくらいだが、それ以上の悪化を防ぐのが通例であった従来の医療概念からは想像できない革新的な治療法だ。他人のES細胞・iPS細胞を用いる治療法に比べ、患者本人の分化の進んだ幹細胞を用いる治療法であり、こうした再生医療でいつも問題になる拒否反応やガン化の可能性もきわめて低い。
 株価的には全く無視されたままだが、瑣末な症状に適用する薬剤や、これから治験で莫大な費用と長期間を要しまだ海のものとも山のものともわからない、半ば不確実な夢と風評で買われている銘柄に比べれば、学術研究の段階から治験を経て認可も終えはるかに現実的で画期的な治療法だ。

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