プーチンはG20首脳会議に出席するか-ウクライナの戦線後背地クリミア内深部攻撃(4)
*)ウクライナの地政学的安全性 たとえ停戦が実現し平和が戻ったとしても、ウクライナの国土の大部分はユーラシア大陸の中の大平原であり、地政学的に外敵に対して防衛するのが非常に難しい地勢にある。 安全保障を講じたとしてもロシアがその気になれば、いつでもミサイルを打込み、戦車部隊が侵入して国土を蹂躙... 続きをみる
プーチンはG20首脳会議に出席するか-ウクライナの戦線後背地クリミア内深部攻撃(4)
*)ウクライナの地政学的安全性 たとえ停戦が実現し平和が戻ったとしても、ウクライナの国土の大部分はユーラシア大陸の中の大平原であり、地政学的に外敵に対して防衛するのが非常に難しい地勢にある。 安全保障を講じたとしてもロシアがその気になれば、いつでもミサイルを打込み、戦車部隊が侵入して国土を蹂躙... 続きをみる
戦略重視の戦いへ-ウクライナの戦線後背地クリミア内深部攻撃(3)
*)近代の戦争は国力の戦争 近代の全面戦争は国力・産業力の戦いであり、武器・武力の優越性、継戦能力、経済活動維持はこれらに依存しているから、軍事施設以外の電力・エネルギー・通信・産業・食糧など基本的インフラ破壊が効果的な攻撃対象となる。太平洋戦争での日本はそのような戦略眼を持たなかった。逆に日本... 続きをみる
恐怖はロシアとプーチンの支配のための最も効果的な常套手段-ウクライナの戦線後背地クリミア内深部攻撃(2)
*)恐怖は、ロシアの(そしてプーチンの)支配のための最も効果的な常套手段 ウクライナに対しては何をしても許されると思っているようである-特に軍上層部は。 ロシアが勝利することは、なにものをも帳消しにして、国民が願い、喜ぶものだからである。 そしてまたウクライナに恐怖を与え、勝利すること-それが... 続きをみる
ロシアの意図的民間施設攻撃-ウクライナの戦線後背地クリミア内深部攻撃(1)
*)ロシアの戦法転換-遠方から攻撃してくる ロシアは近接戦での携行型対戦車ミサイル「ジャベリン」などの攻撃による戦力の消耗から、戦法を変え、ウクライナの手の届かぬ戦線後背地(ロシア内陸等)、例えばカスピ海方面から長距離ミサイルを放って攻撃してくる方法に切り換えた。 *)ウクライナ苦戦-マリウポリ... 続きをみる
米国は二つの二正面作戦に耐え得るか-露(ウクライナ)と中国(台湾有事)、北朝鮮とイラン。
*)北朝鮮に米国が警告・対峙すると、イランが鳴動する 北朝鮮は、朝鮮戦争はまだ終了していない、敵国米国の攻撃から防衛するとして、ミサイル・原爆の開発を進めて来た。これに対し、米国・同盟国・国連は非難し経済制裁などを行ってきた。米国が軍事的圧力も強めると、あるいは国連や周辺国からの非難制裁が強まる... 続きをみる