zepeのブログ

いつも株を買っては損を抱え込む長期低迷投資家

経済に寄与しないアベノマスク--見逃せないのは大企業に発注、海外生産委託という構図。これでは経済対策、雇用創出にならない。政府は倒産しかかっている中小企業に発注し、コロナ不況極まる日本社会への特需を創出せよ。

TVのニュースを見ていて暗澹たる気持ちになった。
髪の毛混入やほころびがあるなどとアベノマスクが不評で、今後の配布品は全品回収すると言う。もったいない話だ。誰しもがマスクを必要としているこの時期に、なんというエネルギーと時間のロス。


配布が遅れれば、それだけ感染者と死亡者がふえる訳だ。
今は準戦時状態である。対策の緊急性とスピードが肝腎だ。ウィルスに対する防護機能には問題ない。不良があれば交換すればよい。


それよりも見逃せないのは大企業に発注、海外生産委託という構図である。
興和、伊藤忠商事、マツオカコーポレーションの3社が受注し海外で生産して輸入する。


これで倒産しかかっている中小企業や失業者に仕事が廻るだろうか。


つぶれる心配の無い、社員解雇の恐れも小さい大企業が注文を取り、仕事と金は海外に廻す--これでは倒産の危機にある日本の企業や失業者・バイトを失った学生は浮かばれない。


大型予算の恩恵は海外に流出し、日本経済の活性化、雇用創出には全く寄与しない。我々の税金と国費の無駄遣いだ。


政府は苦しい経営の中小企業に発注し、コロナ不況極まる日本社会に特需を創出すべきだ。
 マスクの専門メーカーでなくてよい。日本には繊維・製紙関連会社は多い。経済的観点からは、むしろ仕事の無い今まで手掛けたことのない会社がマスク・衛生関連メーカーと提携して受注するのがよい。
 もし大手に発注するのが手っ取り早いというのなら、日本の製造会社を用い、休業・離職中の労働者を50%以上雇用することなどの条件を付ける。必要に応じ、政府買い上げ、コロナに対する賃金への危険手当加算などを配慮する。


既に発注済みの製品については全品回収し再チェックするという。これはこれでよい。ただしこれ以降の発注・支払いは停止し、新たな発注はすべて日本企業、国産を原則とする。
 そして大型予算が日本経済浮揚に効果的に使用されるよう、きめ細かく使用法を企画・実施する特別経済本部を創設し、特需の恩恵を日本社会にもたらすべく強力に推進せよ。

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