zepeのブログ

いつも株を買っては損を抱え込む長期低迷投資家

逃げよりも根源を叩け。対インド株も。尾身氏方式墨守の東京都、戦略的敗北。自粛・人流抑制のみの何度緊急事態宣言しても「元の木阿弥」方式で。

*)人流低減は本質的な解決ではない。解除すれば元の木阿弥。
 東京都、新規感染者数はいっこうに減らない。むしろふえてしまった。
感染拡大をすべて人流のせいにして人流が減らない減らないと悩んでいるが、解決はそもそも無理である。たとえ人流低減に成功して一時的に新規感染者数は減ることはあっても、解除すればまた元の木阿弥。
 なぜか-感染源には全く手を付けず放置しているわけだから、当たり前のことだ。本質的な解決にはなっていない。


*)感染伝播プロセス最下流での逃げの手ばかり。根源(感染の原因=ウィルス感染源)を叩け。
 人流は感染伝播プロセスの最下流側のステージ(段階)である。人流抑制してもその時は少しは効果が出てもすぐ元に戻る。
 なぜ新規感染者が増えるか-そこに感染源がある(いる)からである。この感染源を叩くのが最終永久的な解決であり、これを行わない限り永久に問題は解決しない。


東京都はなぜこれを行わないのか不思議である。
 菅首相も不思議であった。しかしワクチン接種に、それも超法規的措置を講じて大規模一気の実施に踏み切った。これでよいのである。非常時には通常とは異なる非常対応が必要である。これを行って初めてまともな対応ができるようになる。もっと早くから行うべきであった。しかし遅ればせながら、超法規的措置を講じてでも大規模一気の対応に踏み切って、菅首相はいろいろな意味で-支持率、G7に臨む確たる基盤・信頼性、五輪開催の実現性なども含めて-半分死に体状態から復活した。。。
 非常時には無理を押してとにかくやらなければならない事態もある。その困難を無理をして工夫して試行錯誤を経て乗り切ってこそ、初めて新たなシステムが生まれてくる。


*)尾身氏の手法:半分正しい
 にもかかわらず、東京都は尾身会長以下分科会の思考方式にのみ呪縛されて、ウィルス・感染源を叩かず、外出自粛・飲食店営業時間規制、人流抑制という感染伝播プロセスの最下流での逃げの手法ばかり。これでは緊急事態・蔓延防止等重点措置解除したら、ウィルス・感染源には手を付けずそのまま残っているのだから、また感染増加・拡大の同じことになるのは当たり前である。


 五輪に関して尾身氏は言う。五輪開催中止がベスト。開催なら無観客で。観客入れるなら他のイベントよりも厳しい条件で。パブリックビューイングなども感染多発の恐れがあるとして中止勧告。
 尾身氏は正しい。しかし半分正しいのである。


*)元の木阿弥方式-東京都の戦略的誤り。尾身氏の手法から脱却し攻めの手法に転換せよ。
 政府は東京都の4回目の緊急事態宣言を決定した。これで五輪は緊急事態下の開催である。開催都市東京と開催国日本の無能力さを露呈した恥辱である。


尾身氏の勧告通り、尾身氏の言い分が正しくなってきた、ように見えるが...。
 なぜこうした事態になったか-その原因は東京都が尾身氏の手法ばかりを金科玉条の如く墨守して外出自粛・飲食店営業時間規制・人流抑制を行ってきたからである。
 確かにある程度は効果を上げるように見える。しかし決して解決には至らない。解除すればすぐ元に戻る。そして緊急事態を繰返すたびにそのレベルは上がってくる。


なぜか-それは感染源には手を付けず、逃げの手ばかりを打っているからである。これは決して事態の改善、解決には至らない。
 いかにも尾身氏の予告、勧告は正しそうに見える。しかし半分正しいのである。尾身氏の手法はその場かぎりの対症療法であって、本質的な解決法ではない。
 2月以来、5ヵ月たっても新規感染者数が減らないのは、こうした「元の木阿弥」方式ばかり行っているからである。
 東京都の無能さ、戦略的誤り、戦略的敗北である。東京都の対策責任者・部局の尾身氏の呪縛から逃れられない発想の貧困さ、無能さが残念である。責任あると言ってよいだろう。
 四大新聞社説も同様である。尾身氏の考え方以外の発想はできない、考えようともしない前提の上に立って、五輪開催は悪だとキャンペーンを国民に広めている。


*)努力が効果をもたらし積み重なる方式を行え。
 東京都も小池都知事も新規感染者数が下げ止まり、うまくゆかない、うまく行かないといつまでたっても悩んでいる。都民の皆さんの協力が足りない、今一層のご協力をと、同じことを続けるだけ、効果が無い無駄なことにエネルギーを費やしている。
 戦略的誤りである。いつまでこのまま続ける気でいるのだろう。元の木阿弥方式ではなく、努力の成果が残り積み重なり解決に一歩一歩近づく、寄与する方式にエネルギーを投入せよ。
 努力がその後への財産となることはなにか-ウィルスを攻撃する手法にエネルギーを注力し原因を取り除くことである。一刻も早く尾身氏の呪縛を脱し、感染の元凶、根源を叩く手法に転換せよ。努力とエネルギーのリソースは有効なことに使うべきだ。


*)日本の対策の二つの誤り。是正せよ。
①初動対応-無症状感染者は放置、自宅待機。これが市中の主感染源となっている。
②感染伝播プロセスの最下流のみの対処法-接触回避の逃げの手法、永遠に解決無し。


*)自宅待機をやめ、必ず隔離・治療にせよ。インド株ではもちろん。
①初動対応-自宅待機をやめ、必ず隔離・治療にせよ。
②最末端ではなく根源を叩け-感染拡大の主因若年層の重点ワクチン接種を強力に推進せよ。感染耐性の高い社会に。


*)インド株対策:
 尾身会長以下コロナ対策分科会委員はマスクのより厳重な装着の仕方などを説くがそんなことは本質的な解決にはならない。彼らは本質的な解決法であるウィルスを叩き撲滅する、社会から駆除するという手段を持たないし、そういう発想すら無い。専門領域以外の発想をしない、状況全体を見てなにが最も有効かという視点が全く無い-驚くほどである。本質的な解決手段を持たない専門家集団である。
 尾身氏の手法から脱却し改めない限り、負の連鎖から脱却できない。


インド株対策:
①自宅待機・療養にするな、必ず隔離・治療にせよ。
②感染拡大の主因若年層の重点ワクチン接種。感染耐性の高い社会に。


*)若年層を重点的に制御せよ
①感染源を減らす、叩く(無くする)-(無症状)感染者を隔離・収容・治療する。
②感染しない防御壁形成-ワクチン接種
どちらも鍵は若年層である。


*)2月以来、以下を行っておれば
 東京都がもしこの5ヵ月間、PCR検査、無症状感染者の隔離・収容・治療(自宅待機・療養にはしない)と、高齢者・基礎疾患者等の感染弱者に加え、若年層世代への重点ワクチン接種を地道に進めておれば、元の木阿弥にはならず、必ずその効果が日毎に積み重なって効果を発揮していただろう。


*)五輪開催期間中、4回目の緊急事態宣言を決定。見よ!同じことの繰返し。
 こうした中、政府は東京都の4回目の緊急事態宣言を決定した。また同じことの繰返しである。こうなることは初めからわかりきったことである。
 東京都は今後も尾身方式で同じことをやるのだろうか。そんなに正しいことなのだろうか。きわめて疑問である。いつまでたっても解決は来ない。いや変異種、英国型、インド型の出現でむしろ悪くなるだろう。
 尾身氏の手法は正しい。しかし半分正しいのである。いつまでもその手法しか考えられない東京都の対応は戦略的誤りであり、戦略的敗北である。一刻も早く脱却し、逃げよりも根源を叩く手法に転換せよ。

×

非ログインユーザーとして返信する